新型コロナウイルス感染源とされる「中国武漢」の場所や、産業・観光・グルメなどについて調べてみました。
中国「武漢」の場所
世界中で話題になっている新型コロナウイルスの感染源とされている、中国の「武漢」ですが、どこにあるかって意外に知らないですよね。
まずは「武漢」と日本との位置関係から見てみます。
かなりざっくりした説明になりますが、「武漢」は中国の真ん中の方です。
北京や上海と同じく、どちらかといえば中国の中でも日本に近い側に位置しています。
もう少し拡大してみましょう。
中国の首都である「北京」や日本にも馴染みのある「上海」、「香港」、「台湾」との位置関係はざっと上記地図のような感じになります。
特徴としては海側ではなく内陸にあるという事がよくわかりますね。
簡単に中国の行政区分を説明すると、「省」という日本でいうアメリカで言うと「州」のようなものがトップにあります。
厳密には「自治区」や「特別行政区」などがあり、複雑化していますがここでは説明を省きます。
台湾、香港やチベット、モンゴルなどをイメージしていただければなんとなく想像がつくと思います。
「湖北省」の「省都」(日本でいう県庁所在地みたいなもの)が「武漢市」です。
規模は遥かに中国の方が大きいですが、日本に置き換えると「北海道」の「札幌市」みたいな感じです。
ちなみに、現状はストップしていると思いますが、日本⇄武漢は直行便の運行があり、成田空港・関西国際空港から約4時間の距離です。
次は、「武漢」についてもう少し掘り下げてみたいと思います。
武漢ってどんな都市?
武漢をよりイメージしやすくする為に、人口や面積について解説します。
まず人口ですが、武漢のある湖北省の人口だけで5,850万人、1つの省で日本の人口のおよそ半分です。
武漢市だけで1,100万人もの人口がいます。ちなみに東京都の人口が1,390万です。
面積は湖北省の面積が日本全体の面積のちょうど半分くらいです。その省都である「武漢市」の面積が北海道と同じくらいです。
ここまで聞いただけでも中国のスケールの大きさをリアルに実感できるのではないでしょうか。
なんとなく報道を見ていると、中国の1都市という感じですが、日本でいうと、北海道並みに大きい都市に東京都の人口が住んでいて、そこから感染が始まっているのです。
日本規模で考えるとやばいですよね笑
武漢は発生源とされる海鮮市場のイメージがあるのか、田舎のイメージを浮かべる方が多いですが、商業が発展した経済都市です。
We are in Wuhan, CHINA.
中国、武漢の街並み。 pic.twitter.com/wLwgRKve2B— shunsuke teshima (@shunsukefilm) September 16, 2018
武漢の街並み。
全ての場所がこんな感じではないけど中々におしゃれで住みたいって思う街だった。 pic.twitter.com/ErCbTmT3Lj— こましん@ヨルダンで音楽教師 (@komashin502) January 22, 2020
武漢のイメージが変わったのではないでしょうか。
ホンダや日産などの自動車メーカーをはじめ、半導体などの日系企業が数多く進出しています。
現在は操業を先延ばしにするなどの措置が取られています。
武漢は現在出歩く人がいなく、ゴーストタウン化しているという動画も話題になっています。
2020年1月23日時点での
武漢市民の食糧事情と街並み↓武漢在住リンチェン氏の映像作品https://t.co/e1uOd2bjqK#新型コロナウイルス #武漢 pic.twitter.com/wIYw3H3jUV
— あいひん (@RapelTheBabylon) January 26, 2020
武漢の観光やグルメ
武漢は経済都市だけではなく、長江や東湖といった雄大な自然に恵まれた観光都市でもあります。
ちなみに湖北省や湖南省の「湖」は東湖の事ではなく「洞庭湖」(どうていこ)と言われる湖を指し、この湖の北と南に位置する事から名前が付けられました。
武漢東湖お散歩。
夕焼け。
天国のように静か。 pic.twitter.com/9EUqhDTgJT
— じん@武漢 (@jin00001) April 12, 2019
【武漢・東湖で桜祭り開幕】
2018年武漢東湖桜祭りが湖北省武漢市東湖の桜園で開幕し、期間中はライトアップも行われ、観光客は夜桜を楽しむことができます。 pic.twitter.com/9sz0rdXF4Z— CRI日本語 (@CRIjpn) March 12, 2018
コロナウイルスのイメージの「武漢」とはかけ離れた美しい自然の風景ですね。
「武漢東湖磨山桜園」と言われ非常に人気の観光スポットです。
この桜は日中友好の証として日本から寄贈されてものだそうです。
余談ですが、「長江」と聞いてピンと来た人もいるかもしれませんが、この辺りは「三国志」の「孫権」が治めていた「呉」と言われてた地帯でもあります。
武漢への応援も込めて武漢の写真を投稿します
【黄鶴楼】
古くはあの三国志の呉の孫権によって
築かれた夏口城の中につくられた楼閣
(再建を繰り返して今のものは1985年再建)上からは長江も見渡せます!
呉、孫権、長江、、
最高です笑#またね武漢 #またね中国 #武漢加油 #中国加油 pic.twitter.com/k7DJ7eaJbM
— KAZUKI@Middle Kingdom (@kingdom_middle) February 3, 2020
グルメ情報も調べましたが、湖北省で名物なのは「武漢熱乾麺」という料理だそうです。
これは一度食べてみたいですね。
こういう時にこそ何故か中国五大麺の一つ「武漢熱乾麺」を食べたくなってしまうのはぼくの悪い癖なのだが、日本で本格的なの出す店なさそうなんだよな。
日本は東北人多くて湖北人なんかほとんどいないだろうし🤔 pic.twitter.com/2oVZzZVgkk
— 北京ノフ@玉井詩織ガチ恋 (@aibonbon) February 4, 2020
以上、武漢の地図上の場所やどんな都市かについてでした。
すごくイメージが変わったのではないでしょうか。
新型コロナウイルスが一刻も早く終息すること願いたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。