中国でまた発生!鳥インフルエンザは人にもうつるのか?変異とは?

鳥インフルエンザは人にうつるのか?インフルエンザウイルスの変異について調べました!

鳥インフルエンザとは?

鳥インフルエンザとは当たり前の事を言いますが、鳥類に感染するインフルエンザの事を言います。

これに対するのはヒトインフルエンザ私たちが言うインフルエンザはヒトインフルエンザの事を指します。

日本でも数年毎に鳥インフルエンザは発生しており、「ニワトリの殺処分」という言葉を聞いた事が一度はあるのではないでしょうか。

日本では鳥インフルエンザは確認されるとその養鶏場の鳥を全て殺処分する事で感染の拡大を防いできました。

養鶏場は密室空間で密度も高い中、飼育しているので残念ですがそうするしか、対処法はありません。

迅速にその非情な決断をしてきたからこそ、拡大前に終息することができてきたのかもしれません。

原則的にウィルスの型が「人」「鳥」では違うので鳥インフルは人にうつる事はありません。

飼っているペットの病気が飼い主にうつったりはしませんよね?それと同じ理屈です。

しかし、あくまで原則的な話で、鳥インフルエンザはやっかいな事に人にうつるケースが確認されています。

次は人への感染について解説します。

鳥インフルエンザは人にうつるのか?

結論から言うと鳥インフルエンザは人にうつります。

そもそも、ヒトインフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスは感染する宿主が違う為、鳥インフルエンザの人への感染力は弱く、感染してもそこから人から人への感染の可能性も非常に低いと言われています。

インフルエンザウィルスには色々な型があると先ほども言いましたが、鳥インフルエンザウィルスの中でも人に感染するのが確認されている型は「H5N1型」という型です。

この「H5N1型」という名前は覚えておいた方がいいかもしれません。

ちなみに今中国で発生した鳥インフルエンザはこの「H5N1型」です。

といっても、この鳥インフルエンザが人に感染したケースというのは、養鶏従事者などが、感染したニワトリの糞や死骸などに直接的、濃厚接触があった為、うつったというケースがほとんどです。

養鶏関連の仕事をしていない方が、日常的に鳥インフルエンザに対して注意する事は特にありません。

鶏肉や卵を食べて、そこから人に感染してケースというのも現在まで確認されていません。

それでも心配な場合は、鳥インフルエンザウイルスは加熱する事で感染はなくなるので、70度以上に加熱すれば問題はありません。

通常のゆで卵や焼き鳥や唐揚げなどだいたいの鳥料理はこの条件をクリアしているものと思われます。

しかし、実は鳥インフルエンザで一番恐ろしい事はうつる事ではなくて、変異」することです。

鳥インフルエンザ変異とは?

そもそもヒトインフルエンザ自体が元々、水鳥のインフルエンザウイルスが変異したものと考えられています。

インフルエンザウイルスは自分の力では増殖する事ができないので、生き延びる為に自分のコピーを作って、絶えず増殖しています。

このコピーの過程でなんらのきっかけで変異が起こります。

人間は一度掛かったウイルスに対しては免疫が出来て、これをやっつける事ができます。
予防接種もこの原理を利用したものです。

しかし、インフルエンザは毎年言うなれば、変異する事でマイナーチェンジを繰り返しているのです。

だから予防接種をしてもインフルエンザになったり、毎年流行したりするのはこの為です。

マイナーチェンジ程度であれば、持っている免疫と薬の力でなんとかなるのですが、奴らは数十年単位で「フルモデルチェンジ」する事があります。

それが「新型インフルエンザ」と呼ばれるものです。

新型ウイルスに対しては、人間は免疫もなく、特効薬もないので、世界的に大流行(パンデミックする可能性があります。

現在の「新型コロナウイルス」のようなものです。

近年では2009年に豚由来のインフルエンザである、新型インフルエンザが世界的流行を起こしました。日本でのインフルエンザ患者も累計900万人以上という大流行でした。

先ほども触れたこの「H5N1型」「人から人へ感染」する能力を持ったウイルスに突然変異して強毒性を保ったままだったらと想像しただけで恐ろしいですね。

なので鳥インフルエンザが人にうつるから鳥を食べないだとか言う事に大した意味はありません。

鳥インフルから「人から人への感染」が起きたりした時は、全力で予防対策をしましょう。

しっかりとそれを理解した上で、鳥インフルの情報にはアンテナを張っておく事をオススメします。

中国で発生した鳥インフルエンザ最新状況

中国で発生した鳥インフルエンザの情報について現在わかっている事は以下の通りです。

  • 場所:中国の湖南省(新型コロナウィルスは湖北省で隣接)
  • 時期:正確には不明(発表は2月1日)
  • 対応:1万7千羽が殺処分された
  • 感染:現在のところ人への感染は確認されていない

厚生労働省は引き続き注視するとの声明を出しています。

新型コロナウィルスなどと同じように、煽ったり、デマが流れる事もあると思いますが、信頼できる発信元からの情報か確認して、冷静に対応していきたいですね。

今年は免れたとしても、またいつ起こるかは予測できないので、今は難しいかもしれませんが、マスクや手洗い、殺菌関係グッズなどの備蓄はしておいた方がいいなというのが個人的な教訓でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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