電子廃棄物(E-waste)とは?何が原因?
新しいスマートフォンの機種や新作ゲームソフト、最新家電など便利な電化製品がほとんど毎日のように製作、リリースされています。そんな風に世の中がもっと便利になり、経済が回り、継続的に楽しいゲームが発売され、より良い世界になってきているようですが、その裏には電子廃棄物(E-waste)の問題が世界的に顕著になってきています。
電子廃棄物(E-waste)とは?
問題になっている電子廃棄物。具体的には、乾電池、コンピューター、携帯電話/スマートフォン、テレビ、エアコン、ゲーム機、洗濯機などの電化製品や電子機器の廃棄物のことを示します。 これらは貴金属やメタル、さらには水銀などの人体に悪影響を及ぼす有害物質も含まれています。
何が問題?
そんな電子廃棄物が、2019年の国連の調べにより、世界で5360万トン、日本国内でも年間257万トン排出されているということが明らかになりました。また、それは5年のうちに21%増量していることが分かり、2030年までには7400万トンに上る見込みだと言われています。 増加していることで問題なのが、そんな有害物質を含むごみの廃棄処理を強いられている人々が世界中にいるということです。また、子どもたちがその作業をさせられている地域もあります。
では、私たちには何ができる?
今は、世界が抱える重大な問題の一つである気候変動の防止策として、サステナブルが重要視される時代にやっとなってきました。将来的には見せびらかすだけのための消費である「誇示的消費」が無意味であると、社会的に受け入れられなくなる可能性があると言われています。(引用:半導体や電子機器のオンライン販売のRS Components運営サイトDesign spark:無意味な技術とE-waste) そのように、個人が無駄な消費を辞め、一つの商品を長く使う努力をし、できるだけリサイクルをし、持続可能な過程で製作されている商品を購入するなど、消費者の意識を変えることが電子廃棄物の増加抑制に繋がりそれは地球温暖化防止の面においても重要になります。