米津玄師×嵐の新曲「カイト」の意味について歌詞から考察してみました!
「カイト」とは?
「米津玄師」さんが作詞・作曲、歌は「嵐」という夢のタッグで2019年のNHK紅白歌合戦で初公開された話題の曲です。
2020年はオリンピック・パラリンピックなどの国民的イベントもある節目の年でもあり、嵐にとっては活動休止のラストイヤーでもあります。
これからの日本を担っていく世代の応援ソングとして長く聴き継がれていく事間違いない曲となるでしょう。
「カイト」英語での意味は?
英語でのカイトの意味を調べてみましょう。
「カイト」の英語での表記は「kite」です。意味は
- 凧(たこ)
- とんび(とび)鳥
- スポーツカイト
- 飛行機・航空機(俗語)
その他に金融用語で「空手形」や「融通手形」の意味もあるそうです。
①は日本の凧の意味ですね。お正月にする凧上げのアレです。
③のスポーツカイトも同じ意味ですね。
#カイト ってどんな凧だと思う?
私の子供の頃は、1️⃣のタイプだっかな?今は2️⃣のタイプみたいにカラフルでスポーツカイトとして売っているみたい。
2️⃣は嵐の5人のイメージカラーもあっておしゃれね✨ pic.twitter.com/SWgmlbkNAo— かおちゃん (@nPc9NvHGikRWC6v) January 3, 2020
②はトビ(トンビ)は空を旋回しながら、「ピーヒョロロロロローーー」という鳴き声で知られる鳥ですね。自ら羽ばたくという事はあまりなく、風に乗って飛ぶというところがいいですね。
④イギリス英語の俗語で飛行機を指す事もあるようです。
全てに共通する事は空を飛ぶ事ですね!
空を飛ぶ(翔ぶ)というよりは、風に乗って飛んでいくというイメージの方ですね!
ちなみに余談ですが、ダウンタウンの同級生で放送作家である高須光聖さんの会社が「カイト」
少年ジャンプで連載している「青のフラッグ」の作者も「KAITO」という名前で活躍されています。
「カイト」の意味 歌詞からの考察
「カイト」の歌詞を3ブロックに分けてみてみました。
小さな頃に見た 高く飛んでくカイト
離さないよう ぎゅっと強く握りしめていた糸
憧れた未来は 一番星の側に
そこから何が見えるのか ずっと知りたかった母は言った「泣かないで」と
父は言った「逃げていい」と
その度に止まない夢と
空の青さを知っていく引用:嵐×米津玄師「カイト」より書き起こし
「カイト」を「自分」に置き換えてみます。
憧れた未来は一番星(届かない高い所)にあり、そこに少しでも近づきたくて、そこから見える景色を知りたくて、そこに向かって飛んでいくカイト(自分)が離れないように強く握りしめていた。
しかしその前には困難が立ちはだかり、挫折を繰り返しながら、止まない夢(自分の夢)、現実(空の青さ)のギャップを知っていく。
歌詞の1番は子供の頃に描いた夢と自分の事を描写しているのではないでしょうか。
小さな頃に見た 大きな羽のカイト
思い出よりとても古く 小さい姿でいた
憧れた未来は いつもの右ポケットに
誰も知らない物語を 密かに忍ばせて友は言った「忘れないと」
あなたは言った「愛してる」と
些細な傷に宿るもの
聞こえて来る どこからか引用:嵐×米津玄師「カイト」より書き起こし
同じく、「カイト」を「自分」に置き換えます。
小さな頃に思い描いていた大きくなったカイト(自分)は思っていたよりも、古く小さい姿だった。憧れていた未来はいつのまにか多くの挫折と一緒にポケットの中へ深く仕舞い込んでいた。
そんな多くの挫折の中であっても、友が信じてくれた、愛する人が信じてくれた自分の夢。まだ諦めるなと心の中から聞こえてくる。
2番は大人になった自分と思い描いていた夢とのギャップを描写しているのではないでしょうか。
嵐の中をかき分けていく小さなカイトよ
悲しみを越えてどこまでも行こう
そして帰ろう その糸の繋がった先まで風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ引用:嵐×米津玄師「カイト」より書き起こし
嵐(困難)の中をかき分けていくカイト(自分)悲しみを乗り越えてどこまでも行こう。
傷ついても自分には信じていてくれる人、帰る場所がある。
だから挑戦し続けよう。
自分の夢を叶えよう。
まとめ
以上、「米津玄師」×「嵐」のカイトの歌詞考察でした。
今回私はカイト=自分と置き換えましたが、解釈の仕方は人それぞれです。
この曲に出てくるカイトは凧としての意味ですが、風を受けて優雅に飛ぶというよりは夢に向かって風を切って進んでいくという意味の方が近い気がしますね。
2020年これから先の未来に向けて、「色々な困難や挫折はあるけれど、夢に向かって恐れずに挑戦し続けよう」という応援の意味が込められているのではないでしょうか。
若者の中でもトップを走り続けている米津玄師さんと嵐にぴったりな曲ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。