新型コロナによるオリンピック延期の場合のチケット代は返金されないのか?規約を確認してみました!
オリンピック延期!
オリンピック組織委員会の森会長がオリンピックの延期検討を認める発言をしました。
「いろいろな声がある中で、そのままやるというほど愚かではない」
世間の人は前から「いやいや通常開催は無理じゃない?早く決めたら?」という感じだったのではないでしょうか。
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3月中旬以降の各国や日本の動きを見ても、通常開催の可能性が限りなくゼロに近い感じはしますね。
- カナダ 1年延期を求めている
- オーストラリア 延期前提で準備を進める
- 聖火ランナーリレー中止
- 日本 オリンピック延期検討認める
「中止」だと経済的・精神的な打撃が大きすぎるので、「延期」という落とし所で決着しそうな気がしますね。
経済的損失は3兆円にもなるという試算も出ていますが、でも真っ先に気になるのはオリンピックのチケットはどうなるの?という個人的な経済的損失ですよね。
競争率の激しいオリンピックのチケットを幸運にもゲットし、チケット代金も前払いし、さらに期間中のホテル代金も先払いしている人もいますよね。
オリンピックチケットに関して、延期になった場合一体どうなるのか?深堀してみました。
オリンピック延期の場合のチケットは?
まずは大前提となる東京オリンピックチケット規約等を確認してみましょう!
オリンピック規約について
いろいろな規約が定められており、免責条件など解釈が難しいところではありますが、個人的な解釈を簡単に整理してみました。
あくまで個人的な解釈という点をご了承ください。
以下はオリンピックチケットの「特定商取引に基づく表記」の抜粋になります。
「特定商取引に基づく表記」とは簡単に言うとネット通販などでトラブルを回避し、消費者の利益を守る為に掲載が義務付けられているものです。
セッションのスケジュール変更
セッションのスケジュールは、天候、大会運営状況、安全性確保等の事情により、当委員会の判断により、前倒し、遅延、中止、中断、延期等、変更がされる場合があります。当委員会は、別途当委員会が定める場合を除き、セッションのスケジュール変更により生じた損失について一切責任を負わず、チケットのキャンセル・返品、交換、払戻等はいたしません。セッションのスケジュール変更については、東京2020大会組織委員会の公式ウェブサイトにてお客様の責任にてご確認ください。当委員会では、セッション開始前にお客様に個別にセッションのスケジュール変更の連絡が行なわれることは保証いたしません。
チケットの払戻し
東京2020公式チケット販売サイトにおいて当委員会からチケットを直接購入したお客様のみ、セッションの中止など当委員会が別途定めた場合に限り、所定の期間内において払戻を行います。払戻の対象となるのはチケット価格のみであり、他に支払った配送手数料、発行手数料、決済手数料等は払戻の対象となりません。なお、返金は東京2020大会終了後となります。
少し分かりにくいですよね。超簡単に重要な部分を整理してみます。
- 延期した場合はチケットのキャンセルや払い戻しはしません。
- 中止した場合は払い戻しを行います。(手数料などは除く)
延期の場合は払い戻しは「なし」で、中止の場合は払い戻し「あり」???
感覚的には???ですよね。
これをもう少し噛み砕いてみました。
延期の場合
そのチケットのキャンセルや払い戻しは受け付けませんが、そのチケットのセッション(例えば「男子陸上決勝」、「開会式」など)は有効ですよ。
仮に1年延期した場合、チケット予約者の1年後の予定がどうであれ、キャンセルや返品は受け付けません。1年後のその日にそのチケットを使って下さいね。
あと、変更に伴うホテルのキャンセル代や飛行機のキャンセル代などは一切責任は負いませんよ。
という感じではないでしょうか。
これで延期の場合は払い戻しは「なし」で、中止の場合は払い戻し「あり」というのも少し納得できるのではないでしょうか。
なぜ返金不可と報道されているのか?
しかし、テレビなどでは「返金なし」と報道されているのはなぜでしょう。
それは別の規約に記載のある「免責事項」のためです。
4.当法人、公式チケット販売元、会場の保有者および管理者その他本大会の運営に関与する当法人の委託先または本大会関係団体は、その責めに帰すべき事由がある場合を除き、チケット保有者がセッションを観覧する際に生じた損害について一切責任を負いません。例えば、免責される責任には以下に定めるものを含みます。
(1)セッション中におけるボール、競技器具の観客席への飛び込みなど、セッションの正当な実施に起因して生じた損害
(2)チケット利用者による東京2020チケット規約への違反行為に起因する損害
(3)不可抗力に起因する損害
これなんですよね。
「免責」とは通常なら負うべき責任を許されることを言います
不可抗力に起因する損害については一切責任を負わないという免責条件があります。
この「不可抗力」の中に「公衆衛生に関わる緊急事態=新型コロナ」が含まれていると言われています。
つまり、コロナの中止や延期は誰のせいでも不可抗力なので、責任は負いませんよということです。
このあたりの条項があるのでオリンピックにチケット代はそもそも返金されないと言われているのですね。
オリンピック延期のチケットみんなの反応
オリンピック延期になった場合
当選したチケットは
また抽選やり直しなのかなぁ…
中止の場合は払い戻しは
無しって言う
ネット記事もみたし…
どうなるんだろう…
わからない
しかしオリンピック問題も大変だけど
とにかくコロナショック落ち着いて欲しい— 庄司智春 (@shojitomoharu) March 23, 2020
オリンピック延期の場合のチケットどうなる?のまとめ
個人的な解釈というか願望も入っていますが、延期になった場合はそのままチケットが紙くずになって「再抽選」というのだけは止めて欲しいですね。
もし都合が悪ければリセールの制度もあるので、その辺はうまくやってほしいですね。
いずれにせよ「中止」も「延期」も決まらない状態でチケットのことも決めれないと思うので、早く決めて欲しいですね。
今は予測や憶測だけなので困惑するばかりです。
宿泊予約や公共交通機関のこともあるので、当選した人は気がかりが多いのでとにかく早く決めていってほしいですね。
オリンピック、チケット当たってなければこんなに気にする必要なかったのにと思ってしまう。延期とか中止とか毎日毎日ニュースに出てもう聞くの疲れたよ。
— しろみ (@NUgTjXidU02eEvW) March 17, 2020
最後までご覧いただきありがとうございました。