音楽

クリープハイプ「愛す」MV書き起こしてみた。物語考察

クリープハイプの新曲「愛す」のMVが公開となりました。初めての感想は「なんだこれは。。どういう意味?」と感じた方も多いはずではないでしょうか。
今回は歌詞だけでは意味が理解できないMVでの物語の書き起こしと、考察をしてみました!

「愛す」MVの歌詞以外の書き起こしと物語の要約

「ブス」としか言えないくらい心が優しくて愛しい少女「ハイティーン」は地球の食べ物とは思えない美味しいチーズを作る酪農家のお爺さんと高原の牧場で平和に暮らしていた。

ある日おじいさんが「急げ!危険が迫っておる!」とハイティーンに伝える。

この予言通りにお爺さんのチーズ工場に強盗がやってきてチーズは盗まれ、お爺さんは亡くなってしまう。強盗が逃げる時に落としたチーズを食べたペットのネズミ「チェダチュウ」
はチーズを食べた事による突然変異で巨大ロボ化する!巨大化したチェダチュウが、逃げる強盗たちを踏み潰し、見事これを撃退する。

これをきっかけにチーズに存在する無限のパワー「チーズエネルギー」に世界が注目し始めた。

それから数年後、元気に高校へ通う女子高生となったハイティーンはいつもの通学バスである日「ビュオザ・ワルド」という男子高校生と運命的に出会い、2人は恋に落ちた。

一緒に遊んだり、買い物に行ったり、ご飯を食べたりデートを重ね、青春を謳歌していた2人であった。

しかし、18歳の誕生日、いきつけの蕎麦屋「蕎麦の中野」でハイティーンの秘密が明かされる。そばを食べながら「君がいいな、やっぱりそばには君じゃなくちゃだめだ」そうつぶやくビュオザ。ビュオザが勇気を出し、告白しようとしたその時!

ハイティーンの「腕ウォッチ」に緊急指令が届く。

ビュオザの告白はそれによってかき消される。ウォッチの画面には「出撃せよ」の文字が!隙を見て蕎麦の中野から飛び出すハイティーン。

なんとハイティーンはペットのネズミ「チェダチュウ」にチーズエネルギーを与えることで発動する生物兵器「ネズミオン」に搭乗し、地球防衛軍の指令によって謎の地底生物と日々戦う孤独な女子高生パイロットだったのだ!

幾度となく襲撃して来る謎の地底生物「ベイビーダーリン」
“会いたい”というビュオザの想いは届かず、ハイティーンは曖昧になりつつある心を抑えながら「メイビーダーリン」と日々戦っていた。

そんな戦いに日々でビュオザへの気持ちは次第に薄れていく事となる。

時は流れ、巨大チーズ牧場を所有する大富豪「チーズ王」からハイティーンはプロポーズされる「ちゃんと言えなかった、今まで。僕と結婚してほしいんだ」

ビュオザの事が一瞬脳裏をよぎるが、圧倒的なチーズ王の財産の前にハイティーンは
チーズ王と結婚するとなった。

世界新聞の一面の見出しにはチーズ王と月見ハイティーン結構の文字。

「さよなら、ハイティーン」その記事を見てビュオザは涙する。

結婚の記事の裏面には「逆にもうチーズエネルギーしかない!」と大きな見出し。

世界は化石燃料からチーズ燃料へとシフトしていったのである。

チーズエネルギー事業で多忙な日々を過ごし、莫大な富を得たチーズ王とハイティーンの結婚パレードが行われた。

時は流れ20年後、ビュオザは研究者となり 世界中で需要が高まりすぎて問題視され始めた「チーズエネルギー」枯渇問題に取り組んでいた。

そんな中、チーズエネルギーを大量消費する「ネズミオン」はチーズエネルギーの無駄遣いだという世論が噴出、ネズミオンプロジェクトは解散となる、ハイティーンはネズミオンを手放す事となった。

そのうちに、ハイティーンは事業がうまくいかなくなったチーズ王と喧嘩することが増え、やがて離婚する事となり、チーズ宮殿から追放され、団地暮らしを余儀なくされることとなる。

その頃、チーズエネルギーの研究に失敗し続けていたピュオザだったが、「月にチーズエネルギーが埋まっている」という大発見をする。街にはチーズエネルギーを求める人が殺到していた。

「月面チーズ採取計画」を成功させるには巨大なロケットと莫大な燃料が必要だが、そんなものはもはや世界中のどこにもなかった。

そんな中ハイティーンは自分の一度は手放した「ネズミオン」に再び乗るのであった。お爺さんのチーズ工場の秘密の地下倉庫に保管していた最後のチーズを老いた「チェダチュウ」に食べさせ最後のネズミオン化に願いを託す。

ネズミオンに会いたいという気持ちが通じ、ネズミオン化は成功する。

愛する地球の為にネズミオンとハイティーンは月への長い道のりをすすむ事となった。
どれくらい時は経ったのかもはやわからないくらい時が経った。

時空が捻れ、もう地球には戻らない覚悟でようやく月に降り立つハイティーン。
見上げれば空には衝撃的な真実が待っていた。

なんと月は巨大なチーズの塊だったのだ!

ネズミオンビームで月の一部を砕くと大量のチーズが地球に降り注ぐ。

吹き出した大量のチーズエネルギーは時空の捻れをを元に戻し始め、時が巻き戻る。
時が巻き戻るのと同じく、ネズミオンは地球へと飛んでいった。

実は、そんな月での出来事をずっと地球から望遠鏡でビュオザは見ていた。
どれくらい時が経ったかわからない位のあいだ、ハイティーンの事を見守っていたのである。

地球に降り立ったハイティーンの前に現れたのはお爺さんになったピュオザだった。

ハイティーン「その声は・・・ビュオザ」

終わり

「愛す」MVの考察(ネタバレあり)

勘が良い方ならすぐにわかったと思いますが、今回のストーリー中の言葉の一部が歌詞になっています。

君(黄身)や側(蕎麦)という歌詞だけでは意味がわからなかった部分もMVを見ると意味が分かってきます。

エヴァンゲリオンな要素や色々なお笑い要素が絡まっていますが、この物語の本質は「ビュオザの一途な愛の物語」と言えるのではないでしょうか。

タイトルは「愛す」(読み:ブス)と公式に発表されていますが、やはり「愛す」とはビュオザの視点で、「ブス」はハイティーンの事を意味しているのではないでしょうか。

考察と合わせてMVを見た方は分かると思いますが、最初に出て来る「美味しいチーズを作る酪農家のお爺さん」=「歳を取ったビュオザ」である事が分かります。

MVだけではこれで”ハッピーエンド”なのか、このまま”時をループしていく”のかというのは判断できませんが、個人的には「ドアが閉まるバス」、「時間通りに来るバス」、「時間通りに出るバス」という表現が出て来ますが、未来を変わるのを期待したが、やはり変わらなかったというビュオザの感情を「バス」で表しているような気がして、後者のループしていく物語がしっくりくる気がしました。

それであれば、自分の恋が成就しないという事は分かっていてもハイティーンを守りたいというビュオザの切ない究極の愛の物語ですね笑