アフリカで発生したサバクトビバッタが農作物を食べ尽くしながら大群で中国へ迫っている件について調べてみました!
4,000億ものバッタが中国国境へ
新型コロナウイルスの次は「バッタ」が中国へ迫っている。
古くから「蝗害(こうがい)」といわれ中国やヨーロッパでは「天変地異」や「神々の怒り」の一種とされるなど神格化されるくらいの被害をもたらしてきました。
すでにケニア、エチオピア、ソマリアなどの東アフリカで農作物を食い尽くし、食糧危機を引き起こしています。
ソマリアでは2020年2月に「国家非常事態宣言」を宣言しました。
私たち日本人には想像がつかないかもしれませんが、昔の話ではなく、2020年現在の話です。
国連にバッタの専門部署があるほどバッタの被害は深刻な問題と捉えられています。
上級バッタ予報官ってどうやったらなれるんだよ pic.twitter.com/NWfGw2sLoP
— Johnny_Hotep (@Hotep_Mk2) February 17, 2020
国際的な機関でもある、国際連合食料農業機関も「過去に前例のない規模」としており、現在では4,000億匹の群れになっていると言われています。
パキスタンとインドではこのバッタの大群により一時休戦との情報もあります。
昔から中国でもいくつかの戦争がバッタにより、休戦となったという記録が残っているほどです。
現在、インドのラジャスタン州という所まで、このバッタの大群が迫っています。
正確にはまだ中国大陸には到達していませんが、目前に迫っているという感じです。
【速報】
バッタさんの大移動パキスタンとインドの戦争を止めるpic.twitter.com/REJIePD3Sn— 令和速報 (@Reiwa_Sokuhou) February 16, 2020
バッタ被害が出ている
インドのラジャスタン州ってのが
図の赤い部分。パキスタンとの
国境地域です。ここから中国となると北の
パンジャブ州を越えて
チベット自治区のシガツェ地区か
新疆ウイグル自治区のカシュガルか
ホータン地区を通過するのでは
ないでしょうか?
ヒマラヤ回避できますし… pic.twitter.com/s0mMfS7AbX— TEDDY曹長@声の大きいムフフ星人 (@teddy_sgtM) February 17, 2020
サバクトビバッタの特徴
以下虫が苦手な人は閲覧注意
バッタの被害といえば、「トノサマバッタ」が多いのですが、今回は「サバクトビバッタ」という種類のバッタです。
体調は約5cmくらいで、日本のバッタの緑色のイメージではなく、黄色っぽい色をしたバッタです。
トビバッタの大群がエジプトに来襲 https://t.co/U2CEq5beFU
なるほど、一時的に繁殖しやすい環境ができて、すぐそこがなくなるから共食いして減ろうとするんだけど食われないために逃げまくってるのか…— 篠野常吉 (@kity_tune) February 17, 2020
ネットではかなり大型のバッタの写真が出回っていますが、これは違う種類のバッタなのでデマには引っかからないようにご注意ください。
まさに生息地はアマゾンのバッタです。正解! pic.twitter.com/HYtySGBIQe
— のぞみん (@nozomi56345634) February 17, 2020
今回大量発生してるのはこのサバクトビバッタで体長は大きくて6、7cmほどです。
あなたが言ってるのは2013年7月29日に「planet hopper」と投稿された大型のバッタです。
嘘ってバレるんですよ? pic.twitter.com/wwHa36jdTW— ソルアギウス (@soruagiusu1) February 17, 2020
この大きなバッタはアマゾン生息の別のバッタなのでこれが4,000億匹の大群で移動している訳ではありません。
サバクトビバッタの特徴としては
- 自分と同じ体重の量の植物を食べる
- 1日にかなりの距離を移動できる
- 短期間で繁殖する
というものがあります。
食べるものがなくなると共食いするようになり、共食を避ける為に逃げたサバクトビバッタが先頭となり群れが移動しているとも言われています。
距離にして1日150kmも移動するそうです。
その億を超える数で長距離を移動しながら、草や農作物などを食べるので、食糧危機になるのですね。
サバクトビバッタのまとめ
現在までの情報をまとめると、まだ中国国境までは到達しておらず、日本へは海を渡らなければならないので、日本に限定すれば直接的な影響はまだなさそうです。
ネットで出回っている大型バッタもデマなので騙されないようにしましょう!
新型コロナウイルスが中国から発生し猛威をふるっているので、やはり過敏になる所はありますね。
しかし、世界的に見れば、大きな問題ではあるので、今後注目が必要な「サバクトビバッタ」です。
また新しい情報があれば追記したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。